


高校生でも受験することができるIT技術者向けの国家資格が基本情報技術者試験です。技術者(開発者)向けの試験としては入門編にあたり、大学生や若手社会人が多く受けている試験です。
令和元年度に受験者数は121,556人。
IT系の国家資格の中では、最も受験者数が多い試験です。
ちなみに、高校生の受験者数は3765人。
受験生全体に占める割合は3.1%です。
高校生はITパスポート試験を受ける人のほうが多いのですが、技術者志向の強い人は基本情報技術者試験を受けているという状況です。
全体の合格率は25.7%。
高校生に限ると合格率は17.2%ですが、決して難しい試験ではありません。
基本情報技術者試験は、プログラマやシステムエンジニアなどのIT技術者向けの試験です。
このため試験内容も技術的な知識を問うものが中心となっています。
ただし、プログラミングの実技のような試験はありません。
あくまで筆記試験です。
試験は午前と午後に分かれて行われます。
| 午前 | 午後 | |
|---|---|---|
| 試験時間 | 9:30〜12:00(150分) | 13:00〜15:30(150分) |
| 出題形式 | 多肢選択式(四肢択一) | 多肢選択式 |
| 出題数 | 80問 | 11問 |
| 解答数 | 80問 | 5問 |
午後の試験が出題数11問で解答数5問となっているのは、選択問題のため。
問1…必須、問2〜7…4問選択、問8…必須、問9〜13…1問選択となっています。
午前試験、午後試験ともに時間は150分ですが、問題数が80問と11問で大きく違います。
これは問題の内容が違うため。
午前の試験が知識を問う一問一答のような問題なのに対し、午後の問題は事例をもとに正解を導くような問題となっているためです。
実際に過去問を見てみると違いが判ると思います。午前の試験は1ページに問題がいくつも記載されていますが、午後の試験は問1だけで5ページにもなります。
過去問は公式サイトから見ることができます。
高校生ならではのメリットに大学入試での優遇措置があります。
全国でかなりの数の大学が優遇制度を設けています。
また、高卒で就職を考えている場合は、履歴書などに記載することで就職活動でのアピールになりますし、会社によっては入社後に資格手当がつく場合もあります。
高校生の合格率が全体より低いといっても17.2%もあります。
決して「高校生にはムリ」な試験ではありません。
勉強法は参考書+問題集による独学が基本となります。
まずは、薄めの参考書を使って、試験範囲を一通り理解することが大切です。
このときわからない分野があったら、飛ばしてOK。
基本情報技術者の試験範囲はお互いに関連しあっていることが多いので、別の分野の知識を得ることで、わからなかったところが理解できるようになることがあります。
そのためにも、まずは一通り参考書を終わらせるのが先。
その後に自分のレベルに合わせて動画や通信教育の活用を検討するのがオススメです。