

IT系資格の中には高校生でも取得できるものがあります。ただ、「取得できる」といっても全国に数人しかいないような難易度のテストを受けるには相当な準備(勉強)が必要となります。
そこで、高校生でもある程度の勉強で合格できる初心者向けのIT資格を2つ紹介します。
IT系資格には国家資格、公的資格、民間資格といろいろな種類がありますが、知名度や信頼度の観点でオススメなのは、やはり国家資格です。
その中で高校生(初心者)向きなのが、ITパスポート試験と基本情報技術者試験です。
試験を行っているIPA(情報処理推進機構)のサイトに試験体系が掲載されています(下図)。

(出所:情報処理推進機構ホームページ)
この図は上のほうが高度な(難易度が高い)ことを示しているので、下にあるITパスポート試験と基本情報技術者試験は初心者向け、基礎編という位置づけです。
2つの違いは、ITパスポート試験はITを利用する人向けの資格、基本情報技術者試験はITエンジニア(技術者)向けの資格となっていることです。
高校生がどのぐらい受験して、どのぐらい合格しているのか?
この2つの試験を比べてみましょう。
平成30年度での受験者数、合格率は次のようになっています。
| ITパスポート試験 | 基本情報技術者試験 | |
|---|---|---|
| 受験者数(全体) | 95,187 | 111,381 |
| 合格者数(全体) | 49,221 | 28,552 |
| 合格率(全体) | 51.7% | 25.6% |
| 受験者数(高校生) | 12,671 | 3,778 |
| 受験者数(高校生率) | 13.3% | 3.4% |
| 合格者数(高校生) | 3,605 | 684 |
| 合格率(高校生) | 28.5% | 18.1% |
(情報処理推進機構ホームページから算出)
ITパスポート試験も基本情報技術者試験も社会人も含めた全体の合格率よりは、高校生のみの合格率のほうが低くなっています。
ただし、ITパスポート試験は、受験した人に占める高校生の割合が13.3%とおよそ7人に1人となっており、高校生の合格率も28.5%と受験した高校生の4人に1人以上が合格しています。
また、基本情報技術者試験の合格率は、大学生が30.8%、高専生が33.4%と社会人の24.5%を上回っており、「社会人じゃないとム〜リ〜」という試験ではありません。